キャピキシルとは?ミノキシジルの3倍も発毛するといわれる噂の真相に迫る

キャピキシル

「キャピキシル」

近年、育毛業界で話題の発毛促進に効くといわれる新たな成分ですが本当に効くのでしょうか?

しかも、公的に薄毛改善の効果が認められている医薬品「ミノキシジル」に比べて3倍もの効果があるといいます。

もし本当なら、わざわざAGA専門のクリニックに通ってミノキシジルを処方してもらう必要はなく、気軽にネットで買えて効果の高いキャピキシルを使った方が良くない?という話になってきます。

本記事では、話題の育毛成分「キャピキシル」について徹底的に解説します。

 

キャピキシルとは

キャピキシルとは、薄毛進行遅延、発毛促進の作用をもつ有効成分として、カナダの製薬会社LUCAS MEYER COSMETICS社によって開発されました。

このキャピキシルには、

・ジヒドロテストステロン(DHT)の発生を抑え、抜け毛を減少させる

・毛母細胞を活性化させ、発毛を促す

という2つの効果があります。いうなら育毛における「攻め」と「守り」の役割を同時に行ってくれる優れものです。

参考:http://www.redenhair.com/img/cms/CAPIXYL-Techfile.pdf

こうした作用は以下の2つの有効成分でもたらされます。

アカツメクサ花エキス

アカツメクサ

アカツメクサは、「ムラサキツメクサ」や「レッドクローバー」とも呼ばれる多年生の草本で、古くからセキ止めや口内炎に効く薬用ハーブとして多用されてきました。

アカツメクサ花エキスにはビオカニンAという成分(イソフラボンの一種)が含まれており、この成分が5-αリタクターゼの活性を阻害することで、悪性の男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の発生を抑える効果があります。

医薬品のフィナステリドや健康食品のノコギリヤシと同じ効果があるという事ですね。

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2019.08.07

アセチル・テトラペプチド3

アセチルテトラペプチド3

アセチル・テトラペプチド3は、細胞に働きかけて傷の再生を促す効果があるといわれています。これが毛包に届くことで毛母細胞の復元を促した結果、毛母細胞の活性化につながり発毛を促進します。

アセチル・テトラペプチド3は4つのアミノ酸で構成されていて、きわめて強力な細胞修復作用を持っています。
細胞修復作用は医療の現場でも活用されていて、やけどや炎症が回復していくときにも必要になるものです。

その作用を髪の毛に応用すると、毛包に存在する毛母細胞を活性化させることができます。
毛母細胞が活性化されると、新たにどんどん髪の毛がつくられていき、ヘアサイクルが正常化するので、発毛が促進されるというわけです。

 

そして、この2つの成分の効果は以下の臨床試験で明らかになっています。

 

キャピキシルの効果を証明した臨床試験

キャピキシルには、実際に人間が使用して、その効果と安全性を確かめた臨床試験データがあります。

臨床試験の方法

平均年齢46歳の30人を2つのグループに分け、半分の15人はキャピキシルを配合したローションを使う人たち、残り15人はプラセボ(偽薬)を使う人に分けて検証を行いました。

キャピキシルを使う人たちは「5%キャピキシル、20%アルコール、75%水」のローション、プラセボを使う人たちは「20%アルコール、80%水」のアルコール水を用意します。

これらを、それぞれのグループの人たちが毎晩20滴、頭皮の一部に塗付しました。

期間は4カ月間。その後の頭皮や髪の毛の状態を観測します。

効果の測定はトリコスキャンという顕微鏡のようなカメラを使って行われました。

トリコスキャン

このハイテクカメラによって、映ってる部分の髪の毛の総本数や、ヘアサイクルにおける成長期の髪の毛の本数、休止期の髪の毛の本数をカウントすることができます。

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臨床試験の効果指標

頭皮の一部(1.8c㎡)の髪の毛を剃り、そこにキャピキシル入りのローションもしくはプラセボを塗ります。

4カ月の間に「成長期にある髪の毛」と「休止期にある髪の毛」、それぞれの割合がどうなるのかを、キャピキシル入りのローションを塗付したグループと、プラセボを塗付したグループで比べています。

臨床試験の結果

結論からいうと、プラセボを塗付したグループよりも、キャピキシル入りのローションを塗付したグループの方が、成長期の髪の毛が増えて、休止期の髪の毛が減るという結果になりました。

1.成長期の髪の毛が増える

キャピキシル入りのローションまたはプラセボを塗付した箇所の、成長期の髪の毛の割合を比較してみると、プラセボを塗付したグループの15人は平均2%減少していたのに対して、キャピキシル入りのローションを塗付したグループの15人は平均13%増えていました。

つまり、キャピキシルは毛母細胞に働きかけて、成長期の髪の毛を増やしたことになります。

成長期 キャピキシル

2.休止期の髪の毛を減らす

次に休止期の髪の毛の割合を比較してみると、プラセボを塗付したグループの15人は平均23%増加していたのに対して、キャピキシル入りのローションを塗付したグループの15人は平均29%減っていました。

つまり、キャピキシルは休止期の髪の毛を減らしたことになります。

休止期 キャピキシル

3.成長期と休止期の髪の毛の分布が向上

成長期の髪の毛と休止期の髪の毛の分布の割合を見てみると、プラセボを塗付したグループの15人は33%衰退したのに対し、キャピキシル入りのローションを塗付したグループの15人は46%向上していました。

総合 キャピキシル 

臨床試験のまとめ

この臨床試験結果から、キャピキシルは育毛に効果があることがわかりました。成長期の髪の毛を増やし、休止期の髪の毛が減るということは、ヘアサイクルが改善されて髪の毛が生えてくることとイコールだからです。

しかも、医学的根拠のある信頼に足る成分で、安全性も確認されておりミノキシジルのような副作用もありません。

LUCAS MEYER COSMETICS社によると、キャピキシルはミノキシジルの安全な代替品だと発表されています。

しかも、毛包伸長率についてキャピキシルはミノキシジルの3倍の効果があることまでデータで分かっています。

参考:http://www.redenhair.com/img/cms/CAPIXYL-Techfile.pdf

 

本当にキャピキシルはミノキシジルの3倍発毛するのか比較

確かに以下の通り、毛包伸長率についてキャピキシルはミノキシジルの3倍という数値がでているデータがあります。

毛包伸長率

このグラフは、毛包伸長率についてミノキシジルよりも、キャピキシルの成分である「アセチル・テトラペプチド3」の方が3倍も毛包伸長率が高かったことを表しています。

毛包伸長率って?
髪の毛本体とその周囲の構造をまとめて毛包と呼びます。毛包伸長率が高いということは、それだけ髪の毛が成長しやすいと言いかえることができます。

髪の毛の構造▼

毛包

 

これをみると、確かにキャピキシルの方がミノキシジルよりも髪の毛が成長して発毛しそうな感じはあります。

しかし、毛包伸長率が3倍だからといって単純にミノキシジルの3倍髪の毛が生えてくるかといったら、そんなことはないと思います。

あくまで、毛包組織を試験管で培養して実験した結果の数値ですので、実際には頭皮環境やストレスなど育毛に影響する要素は他にもたくさんあるからです。

さらに、ミノキシジルの「血行促進効果」はキャピキシルにはありません。

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なので、キャピキシルはミノキシジルの上位互換という単純比較をすることはできませんが、

・毛包伸長率がミノキシジルの3倍で発毛促進効果が高い

・ミノキシジルとは違い抜け毛を防止する効果もある

・ミノキシジルとは違い副作用がない

という3点から、個人的にはキャピキシルに軍配が上がると思っています。

 

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