リデンシルとは?ミノキシジルの2倍の発毛効果と呼ばれる成分の真相に迫る

リデンシルとは

「リデンシル」

近年、育毛業界で話題の新たな成分ですが本当に効くのでしょうか?

ネットやSNSで使っている人の感想を見ていると良い評価をしている人が多く、ハゲで悩んでいる人にとっては気になる成分だと思います。

しかも、公的に薄毛改善の効果が認められている医薬品「ミノキシジル」に比べて2倍の効果があるといいます。

もし本当なら、わざわざAGA専門のクリニックに通ってミノキシジルを処方してもらう必要はなく、気軽にネットで買えて効果の高いリデンシルを使った方が良くない?という話になってきます。

本記事では、話題の育毛成分「リデンシル」について徹底的に解説します。

 

リデンシルとは

リデンシルとは、induchemというスイスの原料メーカーが開発した成分で、ちゃんと薄毛改善の科学的根拠がある(臨床試験データを公表している)信頼のおける成分です。

参考:http://www.nardev.com/UploadSection/ProdCat-276-1446515551.pdf

リデンシルは、2014年にドイツのハンブルクで開催された「in-cosmetics(インコスメティック)」という世界最大級の化粧品原料展示会で銀賞を受賞し、世界中にその名が知られることになりました。

育毛効果がとても高く、多くの育毛剤が配合している「キャピキシル」という成分がありますが、キャピキシルが2011年のインコスメティックで銅賞だったことを考えると、さらにすごい成分なのかと期待が高まります。

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2018.12.25

このリデンシルには、

①髪の毛のもとになる毛乳頭細胞(繊維芽細胞)を活性化させる

②頭皮の炎症を抑え、育毛環境を整える

という効果があります。

こうした作用は以下の2つの有効成分でもたらされます。

DHQG(ジヒドロケルセチングルコシド)

DHQG

DHQGはジヒドロケルセチングルコシドという分子の略で、原料はセイヨウアカマツという植物のエキスです。

リデンシル 効果

DHQGは、バルジ幹細胞という毛乳頭細胞よりも浅い部分に位置する幹細胞を活性化させる効果があります。このバルジ幹細胞が活性化すると、髪の毛の元となる毛乳頭(繊維芽細胞)が次々に作られていきます。

DHQGが注目を集めたのは、従来の育毛成分が「男性ホルモン」に着目し、抜け毛をケアするという趣旨のものが多かったのに対し、髪の毛をつくる幹細胞を直接刺激することができる点です。

つまりDHQGは、「細胞を増やせ!」という命令を頭皮に与えることができるのです。これはこれまでの育毛法とは違った角度からのアプローチになります。

EGCG2(没食子酸エピガロカテキングルコシド)

EGCG2

ESCG2は、茶葉エキス由来の成分で正式名は「没食子酸エピガロカテキングルコシド」といいます。

頭皮の炎症の主な原因である「IL-8」という炎症性サイトカインの作用を抑制する効果があります。

EGCG2によって頭皮の炎症を防ぎ、頭皮環境を正常に保つことができます。

 

そして、この2つの成分の効果は以下の臨床試験で明らかになっています。

 

リデンシルの効果を証明した臨床試験

リデンシルには、実際に人間が使用して、その効果と安全性を確かめた臨床試験データがあります。

臨床試験の方法

18歳~70歳の男性患者26人が試験対象になりました。

条件は、

・髪の毛の色は茶色か黒

・最低限の毛の密度として、1㎠あたり150本の髪の毛があり、さらに1㎠あたり40本以上の休止期の髪の毛がある人

・14人にリデンシル3%を含むローションを、12人には何も入っていないローション(偽薬)を塗付

・3カ月にわたって毎日リデンシル入りのローションと偽薬をそれぞれ頭全体に塗付

効果の測定はトリコスキャンという顕微鏡のようなカメラを使って行われました。

トリコスキャン

このハイテクカメラによって、映ってる部分の髪の毛の総本数や、ヘアサイクルにおける成長期の髪の毛の本数、休止期の髪の毛の本数をカウントすることができます。

ヘアサイクルについての詳細はこちら▼

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2018.10.08

臨床試験の効果指標

頭皮の一部(1.5c㎡)の髪の毛を剃り、そこにリデンシル入りのローションもしくは偽薬を塗ります。

3カ月の間に「成長期にある髪の毛」と「休止期にある髪の毛」、それぞれの割合がどうなるのかを、リデンシル入りのローションを塗付したグループと、プラセボを塗付したグループで比べています。

臨床試験の結果

1.成長期と休止期の髪の毛の割合

リデンシル入りのローションまたは偽薬を塗付した箇所の、成長期と休止期の髪の毛の割合を比較してみると、偽薬を塗付したグループの12人は何も変化がなかったのに対して、リデンシル入りのローションを塗付したグループの14人は3カ月後には成長期の髪の毛が9%増え、休止期の髪の毛は17%減少しました。

リデンシル 臨床試験

2.頭皮写真

リデンシル入りのローションを塗付したグループの85%は、3カ月後には成長期の髪の毛が増えて密度が上がった結果、見た目の変化がありました。

リデンシル 頭皮写真 リデンシル 頭皮写真2

3.被験者の感想

リデンシル入りのローションを塗付したグループは、3カ月の使用後、髪の毛が太くなった、ハリやコシが出てきたといった何かしらの効果を感じていました。

そのうえで、71%の人がこの結果に満足していました。

リデンシル 満足度

臨床試験のまとめ

この臨床試験結果から、リデンシルは育毛に効果があることがわかりました。

成長期の髪の毛を増やし、休止期の髪の毛が減るということは、ヘアサイクルが改善されて髪の毛が生えてくることとイコールだからです。

さらに、頭皮写真を見ても明らかに変化が出ているのがわかりますね。3カ月でこれだけ見た目が変わるのは結構スゴイことだと思います。

 

本当にリデンシルはミノキシジルの2倍発毛するのか比較

「ミノキシジルの2倍の効果」と色んなメーカーが謳う根拠として以下のデータがあります。

AGA症状のある男性4人から毛包を採取し、リデンシル1%を入れた培養液、ミノキシジルを入れた培養液、何も入れていない培養液にそれぞれ浸し、7日後と10日後に毛包がどれだけ成長しているかを比較したデータです。

 

リデンシル ミノキシジル

これをみると確かに、何も入れていない培養液に比べて、ミノキシジルが118%、リデンシルは214%の毛包伸長率を記録しています。

ミノキシジルとリデンシルを比較すると約2倍の数値が出ているので、この結果をもってミノキシジルの2倍の効果と謳っているわけです。

毛包伸長率って?
髪の毛本体とその周囲の構造をまとめて毛包と呼びます。毛包伸長率が高いということは、それだけ髪の毛が成長しやすいと言いかえることができます。

髪の毛の構造▼

毛包

このデータをみると、確かにリデンシルの方がミノキシジルよりも髪の毛が成長して発毛しそうな感じはあります。

しかし、毛包伸長率が2倍だからといって単純にミノキシジルの2倍髪の毛が生えてくるかといったら、そんなことはないです。

あくまで、毛包組織を試験管で培養した結果の数値ですので、人の頭皮に塗付する状態とは違うからです。

さらに、実際には頭皮環境やストレスなど育毛に影響する要素は他にもたくさんあり、ミノキシジルにある血行促進効果はリデンシルにはありません。

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なので、リデンシルはミノキシジルの上位互換という単純比較をすることはできませんが、育毛効果を期待できるのは確かです。

育毛するときは、ちゃんとした科学的根拠がある成分が入った育毛剤を使うのがもっとも重要です。

そういった意味では、リデンシルはミノキシジルのような副作用もないですし、育毛効果も期待できる有力な成分ということができます。

 

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